こんにちわ、ふわまると申します。
みなさんは普段何か習い事をされていますか?スポーツジムで汗を流す方や筋トレにはげむ方、ヨガのレッスンを受ける方、そしてボルダリングジムの愛好者も増えています。
約3年前、新型コロナウイルスが広がり始めた時期に、僕は剣道を始めました。子供たちが先に習っていたので、後輩として参加しました。
剣道は、競技者の年齢層が幅広く、小学校1年生から80歳以上の方が熱心に稽古に励んでいます。また、武道の中では最も怪我が少ないと言われおり、これが長く続けられる理由なのかもしれません。
「剣道って難しそうだな」とか、「剣道ってお金がかかりそうだな」とか、「竹刀で打たれると痛そうだな」と、ネガティブな印象を持つ人もいるかもしれませんね。
この記事では剣道のすばらしさ、子どもの習い事をしておすすめできるポイントを紹介します。
礼儀作法を学ぶことができます
武道の世界は「礼」に始まり「礼」に終わります。
「礼」という言葉の意味は相手に正しく挨拶をすることだけではありません。「礼」とは「相手に敬意を表す」「相手を思いやる精神」を養うことにあります。
- 道場には稽古をさせていただくことに感謝の気持ちを伝えます
- 先生には稽古をつけていただくことへの感謝と敬意の気持ちを伝えます。
- 一緒に稽古をする仲間には思いやり、切磋琢磨する気持ちを表します。
- 稽古の送り迎えをしてくれる保護者に感謝の気持ちを養います。
剣道は試合で勝った時にガッツポーズをすることは許されていません。それは試合をした相手に敬意を払い、感謝の気持ちを持つためです。
運動神経は関係ありません
剣道をはじめるのに運動神経は関係ありません。
運動神経の良い子の方が上達は少しはやいかもしれないです。
しかし、足が遅くてかけっこが苦手。球技が苦手な子でも剣道はできます。それは、剣道で使う体の動き、筋力は剣道でしか鍛えることができないからです。やってみないことには分かりません。
剣道には基本の構え、動きがあります。それを丁寧に取り組むことで上達します。
逆に剣道をすることで体の使い方が上手になり、テニスや野球、サッカーなどの球技をする時に上達が早くなる場合があります。剣道をしながら別のスポーツを続けている子もいます。剣道と別のスポーツを同時に行っている子もいます。
自分でできることが増えます
剣道をしていくためには、段階的に身の回りのことを学びながら進んでいく必要があります。
まず最初に、道着と袴の着方を覚えます。その後、防具(垂れ、胴、面)の装着方法を学びます。片付け方も覚える必要があります。
最初の段階では簡単にはできません。うちの娘は泣きながら面を着けていました。どんな子でも稽古ごとに繰り返すことで、必ず自分自身で行えるようになります。
自分で出来ることが増えると、大きな自信が芽生え、それが実生活にも繋がります。
自分で考える力を養います。
稽古をするたびに先生から指導を受けます。素振りの仕方。足さばきの仕方。稽古への取り組み方。心の持ちようなど、個人によってその内容は様々です。自らを振り返り、考え、課題に対して取り組む力を養うことができます。剣道には完成がないのも特徴です。
子どもたちは先生に指導を受けますが、同じように有段者の成人は上級の有段者に指導を受けます。
費用があまりかからない
竹刀や道着・袴など最低限購入するものはありますが、防具は貸し出しをしている場合も多いです。一度道具をそろえてしまうと、特にお金はかかりません。
道具にこだわりのある方は高価な竹刀や防具を購入する人もいます。しかし、特に値段の差で上達に影響はありません。
まとめ
少子化の影響で子どもの剣道人口は減ってきています。かつては各地域に道場があり、多くの子どもたちが習っていました。僕の住む地域は地元の子らは剣道を習うのが定番だったようです。
僕は子どもと一緒に剣道を習っていますが、日々の稽古に付き合っていると、その成長を身近に感じます。
また、剣道は後輩を指導する文化があります。小学校高学年は低学年の子を。中学生は小学生を。自ら学んだことを伝承していきます。
剣道の技術は運動性記憶に近いのかもしれません。一度剣道から離れても、正しい面の打ち方、足さばきを忘れてしまうことはあまりない様子です。まるで自転車の乗り方を覚えると、何年も乗っていなくても乗れるような状態と似ています。
また、年齢を重ねるごとに強くなるのも特徴です。私が教わっている先生は83歳ですが、稽古をつけていただいていて、全く相手になりません。
僕のおすすめは、子どもと一緒に剣道を習い、切磋琢磨することです。子どもが辞めてしまったとしても、数年後に再開できます。一生楽しめるスポーツ剣道の紹介でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。